ガラスコーティングは金額は高いが、いろいろなメリットが有ります

ガラスコーティングを施工する主な目的としては、防錆・防汚・塗装面の保護があります。身近な例としては自動車のボディ・ホイールの防汚・塗装面の保護、マフラー・エンジンルームなど機器類の防錆がありますが、他にも新幹線車体の防汚・防錆・塗装面の保護のためにガラスコーティングが施されたり、航空機の機体や石油精製工場の球形タンクや道路標識など絶えず紫外線に晒され厳しい環境にある中で防錆・防汚・塗装面の保護が必要な場合はガラスコーティングが施工されています。

ガラスコーティング剤を施工面に塗布することにより、コーティング剤に含まれる溶剤が空気中の水分と化学反応を起こしてガラスの皮膜を形成するというメカニズムです。これによって塗装面がガラス皮膜に覆われて親水性になり、水垢や汚れやキズが付着しにくくなって、付着しても水洗いだけで軽く落とせるようになります。

また紫外線による塗膜劣化を防いで光沢を保ち、防錆性能を発揮します。また、ガラス皮膜の耐久性は3年近く持続します。ガラスコーティング剤だけを購入して自分で施工するのであれば、4千円~8千円で済みますが、通常のワックス等に比較すれば金額はかなり高いです。もちろん、自動車用品の量販店などで施工してもらえば当然工賃が掛かるので数万円の金額になります。

しかし、通常のワックスのような有機溶剤系のもののように、頻繁に洗車とワックス掛けをする必要はなくなることを考えると金額に見合った効果を発揮すると考えられます。後は使用する人の時間と金額のバランスで決めなければなりません。