ガラスコーティングというと、コーティング剤を塗り広げたらそれで終わりと思っているかもしれませんが、実際はそうではありません。
ガラスコーティングにとって最も大切なのは、塗り広げた後の乾燥だといっても過言ではありません。他のコーティングと比べても、ガラスコーティングは、特に乾燥が重要です。というのも、通常のワックスでしたら、万が一塗りむらがあったりしても、リカバリーをすることは簡単です。
しかし、ガラスコーティングの場合には、塗りむらができたりすると、リカバリーすることは至難の業なのです。
よく、一般の方が自分でガラスコーティングをするという例があります。最近では8000円くらいでコーティング剤が売っていますし、塗り広げるのも楽なので、人気です。
しかし、塗り広げた後、雨に降られてしまったという話をよく聞きます。こうなると、せっかくのコーティング面に雨のしみが付いてしまいます。とは言っても、屋内のガレージを持っているところはあまり多くありません。
こういった場合、プロの業者はどのように乾燥をさせているのでしょうか。もちろん、自然乾燥でもやってやれないことはありませんが、完全にコーティング剤が硬化するまでには結構な時間がかかります。その間に、屋内とはいえ、何らかのリスクはあります。そこで、業者では、加熱乾燥を行います。
部屋全体を60度くらいの温度にして1時間ほど車をおいておけば、硬化します。そういった設備がなくても、赤外線を使って加熱乾燥を行うという業者もあります。